育つ力とは
“ありのまま”だけではなく
“育つ力を養う”ことを大切にします
就学前の発達がゆっくり、または心配のあるお子さん、苦手なことがあるお子さんを対象として、一人ひとりのニーズに応じた支援計画をもとに、次のライフステージでの学びがスムーズにスタートすることが出来るよう『発達特性の緩和、日常生活動作スキル・社会性コミュニケーション能力・知的能力の獲得』を目指します。
保護者の皆さまとセンタースタッフとで一貫した支援と成功体験の積み重ねにより、子どもの“わかる”“できる”力を最大限伸ばすような関りを持ちたいと考えます。保護者の方々と一緒に考え、歩む伴走者として協同して療育を行い“育つ力を養う”ことを旨とします。
支援の種類
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児童発達支援
小学校就学前の6歳までの子どもが通い、支援を受けるための施設です。
日常生活の機能訓練を行ったり、遊びや学びの場を提供することを目的にしています。 -
保育所等訪問支援
専門スタッフが保育所等を訪問し、児童に対して集団生活適応のための訓練や訪問先施設のスタッフに対して、支援方法等の指導等を提供することを目的にしています。 -
相談支援
福祉サービスは多岐にわたり、そのサービスをうまく利用するお手伝い(相談支援)をすることを目的としています。
就学に向けて大切なポイント
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1
身辺自立、身辺管理
着替え、食事、排泄等、身の回りのことに関して、おおむね自立できていることが目安となります。
管理については持ち物を整理する、なくさないように気をつける等のスキルが大切になります。
集団で活動する中で遅れてしまわないよう自らやろうとする意欲にポイントをあて自分でできることを増やしましょう。 -
2
集団適応のためのスキル
集団での活動の際、特に重要となるのが「座る」「待つ」「聞く」の3つになります。
学習の機会を逃さないようある程度の着席時間が維持できること、自分の番が来るまで待つことができること、先生に注目し話の内容を聞けるようになることを目標としましょう。 -
3
見通しが持てるように
集団生活では一定の生活リズムや活動に沿って動かなくてはなりません。
見通しが持てていないと、始まりと終わりが分からない、今やっていることにこだわってしまい次に進めなかったり、場合によってはかんしゃくやパニックになってしまいます。
本人の不安が強くならないよう、活動の区切りや切り替えが分かる、できることが大切になります。 -
4
場面に合わせた
自分のコントロール自分の思うようにできなかったり、ペースが合わなかったり、少しの我慢が必要な場面は年齢が上がるにつれて多くなっていきます。「順番・交代」「時間」「ルール」などを守ることで上手く集団に適応でき本人が嫌な思いをすることが少なくなります。少しずつ自分を調整する機会も作って練習していきましょう。
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5
理解する力について
“見て分かる力”目で見て理解する力には、作業の手順が分かること、周りのお友達の動きを見てそれに合わせること、2~3つのことを聞いて理解して行動することができること、指示を憶えておきながら作業すること、活動の順番や手順を見て分かること、などがポイントとなります。何かを憶えるには真似をするところから始まります。大人や先生がやっているのを見て学ぶことが基礎になり正確に模倣できるようになると子ども同士で学べるようになっていきます。ひとつずつ丁寧に取り組みましょう。
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6
理解する力について
“聞いて分かる力”聞いて理解する力には、話をしている人に最後まで注意を向けていること、本人の扱える言葉の数が十分にあること、言葉や文章で意味が分かる(イメージできる)こと、聞いたことを憶えておきながら作業をすること、などがポイントになります。
聞いて理解する力を養うには、言葉の数と物事を説明する力・見通しを持つ力が大切になってきます。始めは、本人が体験したものや見たものに対して大人が言葉でラベリングするところから行い、それを憶えた後に自分で使ってみて相手に伝わる経験を通して、相手の言葉の意味を理解するようになっていきます。この過程において、見て分かる力が必要になりますので、焦らずに順番に身に付けていきましょう。
1日の流れ
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9:00登園~自由あそび
- 挨拶・帳面にシールを貼る
- コーナー毎で、ままごと・車・ブロック等、
好きな遊びを楽しむ - 机上では、クレヨン・のり遊び等を楽しむ
POINT
- あいさつをした時には、しっかり褒めてあげてください。そうすることで、お子さんもあいさつをするのは良い事・嬉しい事と思って、上手にできるようになります。
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9:45体操・リズム運動
- 発達段階に合わせたリズム運動をします
POINT
- 先生のお手本をよく見て同じように動かそうとしているかに注意しましょう
- ゆっくりと正確に動かすことを意識しましょう
- 難しい動きは大人が手助けしましょう
- 大事なポイントは大人が触れることで意識できるよう促しましょう
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10:15朝の集い
- 日にち・曜日の確認・歌・手遊びなど
POINT
- 活動が変わる時は「使った物を元の場所に戻す」ことによって、見える形で【場面の切り替え】をし、【気持ちの切り替え】も図っていくようにしましょう
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10:30課題活動
- 季節・発達に合わせた活動(感覚運動・サーキット遊びなど)
POINT
- お子さんがその課題に不慣れな場合、ちょっとやったらおしまい・できたになる逆順で教えてもらえると本人の達成感が持ちやすく次の動機付けにつながりやすいです。「できた!」時には、すかさずほめてあげられるとより効果的になります。
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11:30給食
- 排泄・手洗い・給食の準備・食事・片付け
POINT
- 自分で食べる意欲が第一です。まずは、自分で食べることに焦点を当てて取り組みましょう。
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13:00机上課題
- 発達段階に合わせた個別課題に取り組みます
POINT
- 【座る】着席場面ではすぐに座ることができる、着席時間が15分~20分程度維持できることを目安にしましょう。
- 【待つ】静かに順番を待つことができる程度を目安にしましょう。
- 【聞く】先生の合図で今、気になっていることがあっても先生に注目できること、お話の内容を理解して自分から行動できることを目標にしましょう。
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14:00集団での課題遊び
- 遊びの中で集団適応スキルを学びます
POINT
- ことばかけは最小限にすること(今やって欲しいことばだけ言うようにする)。
- お子さんが自分で挑戦する前にお手本を良く見せるようにしましょう。
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14:45帰りの集い
- 絵本を見る・手遊び・挨拶をします
POINT
- 【カバンに入れる】持ちにくそうな場合は引っ張るひもなどを付けて開閉しやすいようにしてあげるのも良い工夫です。
- 【手遊び】楽しさがお互いに伝わると、お母さんへの注目の度合いが増し、お母さんがやる事への模倣の動きもよくするようになっていきます。模倣は学習の基礎なので、ご家庭でお子さんのそうしたサインにタイミングよく反応を返してあげてください。
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15:00降園
- 挨拶を交わして帰る
POINT
- お子さんたちにとっては、楽しくも長い時間の練習になりますので、頑張ってきたことを十分にほめてあげてください。
- お迎えの時には、きょう一日の様子などを職員とお話しさせていただきます。一緒に成長や頑張りを共有できたらよいと思っていますので、遠慮なくおはなしください。
よくある質問
- Q通園までの流れを教えてください。
- A見学予約→見学や面談、その後役場で受給者証の申請手続き→受給者証交付→「育つ力」と契約→通園開始
- Q施設案内
- A大治町在住のお子様が利用できます。
- Q定員が満員の場合は、キャンセル待ちはできますか?
- Aお待ちいただくことは、可能です。ただし、お待ちいただく期間が長くなることもあります。
- Q何歳から何歳まで通えますか?
- A2歳児~5歳児のお子様が通うことができます。
- Q送迎サービスはありますか?
- A実施していません。
- Q駐車場はありますか?
- A大治東保育園の駐車場をご利用いただけます。
- Q利用時間を教えてください。
- A9:00~15:00です。
- Q見学の申し込みはどうすればいいですか?
- Aお電話をいただくか、お問合せフォームからお申込みください。
施設案内
- 施設名
- 児童発達支援センター 育つ力
- 実施事業
- 愛知県海部郡大治町大字北間島字屋敷140番1
- 電話番号
- 052-441-1500
- FAX
- 052-441-1501
- 定員
- 20人
- 開所時間
- 月曜日~金曜日 9:00~15:00まで ※行事等の都合で、変更になる場合もあります
- 休園日
- ・土曜日・日曜日・国民の祝日に関する法律に規定する休日
・夏休み(8月中旬の1週間程度)
・冬休み(12月下旬~1月上旬)
・春休み(3月下旬)
※その他の事情により休園になることもあります